ワキガは優性遺伝だ

 

ワキガは遺伝だ！

ワキガで悩む人が多いのは、ワキガ体質は優性遺伝で、子どもに遺伝しやすいからだろう。

 

■両親のどちらかがワキガ遺伝子を持っていた場合は、子どもに５０％の確率で遺伝する

■両親ともにワキガ遺伝子を持っていた場合は、子どもに８０％の確率で遺伝する

非常に高い遺伝率がワキガ体質の特徴だということがわかると思う。

 

そして、恐ろしいのはこれだけではない。

親がワキガじゃないのに子供がワキガになることも多いからだ。

ワキガは、主にアポクリン腺と呼ばれる特殊な汗腺から分泌される汗と雑菌の繁殖によって引き起こされる。「ワキガの遺伝」とは、このアポクリン腺が多く作られやすい体質が遺伝するということだ。

ワキガは複雑な疾患であり、実は遺伝要因だけで発症するわけではない。環境要因やライフスタイルの影響も関与していて、ワキガを持つ親から子供に遺伝する可能性はあるものの、100％の確率ではない。さらに隔世遺伝も存在し、親がワキガでなくても祖父や祖母のワキガが孫に発症することもあるのだ。

また、ワキガの遺伝については複数の遺伝子が関与している可能性があるとも言われていて、具体的な遺伝子の特定や遺伝パターンの解明はまだ進んでおらず、今後の研究の進展が期待されている状況だ。

 

つまり、親がワキガが発症していなくてもワキガの遺伝子自体は持っていて、それが子供に遺伝し子供はワキガが発症してしまうことはある。

さらに、親のワキガが遺伝しなかった人（見かけ上は発症してないだけでワキガ遺伝子は持っている人）も全く油断できず、ある日突然環境の変化でワキガを発症することはあるし、自分がワキガが発症しなくても自分の子供や孫がワキガを発症することもありうる。

 

あなたが今ワキガで臭いかどうかにかかわらず、親族に一人でもワキガ体質の人がいるならば、自分の子供や孫がワキガになる可能性はゼロではないので、思春期に臭いが出てくることがないか注意深くチェックすべきだろう。

ワキガが発症してしまうと、子どもは学校でいじめられる。これは確実だ。

もし発症してしまった場合は、デオドラントでしっかりケアする習慣を子供につけさせるべきだ。

 

本日はワキガ家系で悩む女性の体験談を紹介するぞ。

↓↓↓

 

私も母も祖父もワキガ！わきがに悩み手術も考えた

 

私は34歳の在宅ライターで、思春期の頃からわきがで悩んでいます。

祖父と母がわきがだったため、私と妹にもわきがが遺伝してしまいました。母も若い頃からわきがで苦労してきたので、私と妹にわきがが遺伝したことに罪悪感を感じているようです。

子供の頃から耳垢が湿っていたので、年頃になったらわきがで悩むことになるだろうと母から言われました。母はわきがに悩んで美容整形外科に相談したこともあったといいますが、その当時の手術では大きな傷跡が残ると言われて断念したそうです。

 

母に言われたとおり、思春期になって脇毛が生えてくるようになると脇が臭うようになりました。

母が汗をかくとすぐに脇を濡れティッシュで拭いていた理由がやっとわかりました。少しでも不衛生にするとすぐに鼻をつくような強烈な臭いがするのです。着ている服に臭いがつくとなかなか取れません。

 

ワキガが遺伝しなかった人には理解できない苦しみ！

一番困ったのは白い服を着れないこと。脇汗が黄色い染みになってしまいます。

学生の頃は制服の白いブラウスを着なければいけないので、脇が黄色くなったところを同級生に見られてはいけないと必死でした。一応制汗剤を塗ってはいるのですが、汗をかいてはいけないとプレッシャーがかかると余計に汗をかいてしまう悪循環です。

洋服を買いに行っても黄ばみが目立たない黒を選ぶことが多いです。お洒落をしたくてもわきがのせいで自分に自信が持てないし、可愛い服を汚してしまうのが嫌でした。

 

三十路を過ぎた今なら放っておいてもらえますが、お洒落をしないことでファッションに関心の高い同級生の女子達からからかわれたりもしました。

ワキガが遺伝しなかった人には理解できない苦しみでしょう。

そのたびに、あなた達はわきがじゃないからこの苦しみがわからないんだよ、と心のなかで泣くしかなかったのです。

 

わきがのために友達や恋人を作ることも消極的。ワキガの遺伝率は高い！

 

私はあがり症でもあるので、人前に出るとすぐに汗をかいてしまいます。

わきがであることを知られたくなくて友達や恋人を作ることにも積極的になれません。電車の中など狭い空間でどこかから「わきがの臭いがしない？」というヒソヒソ声がすると自分のことではないかと萎縮してしまいます。

在宅ワークを選んだ理由も、自宅にいればコンプレックスまみれの自分でも仕事ができるからです。普通の仕事は人と直接会わなければいけないので、わきがのことを知られる心配もありません。

 

わきがの手術をしたいという気持ちはありますが、いまは生活がカツカツで金銭的な余裕がないのが悩みです。

わきが体質に生まれなかった人がただただ羨ましい、というより恨めしいと思う毎日です。

ワキガの遺伝率は高いです。私が子供を産んだら、子どももまた同じワキガの苦しみを味わうと思うと、恋愛や結婚にも積極的になれません。