ワキガ体質は生まれつき。思春期に急に悪臭を放ちはじめる

わきがに突然なってしまった!と思う方がたくさんいらっしゃいます。わきがはある日突然なってしまうものなのでしょうか?

わきがの原因や親からの遺伝について調べてみました。

 

わきがは ある日突然になるものでしょうか?

わきがは生まれつきニオイを発生させている人は ほとんど見かけませんよね。生まれつきワキガ体質の人はいるのかもしれませんが。

 

わきがの多くの人がある日突然に わきからの異臭に気が付きます。

その時期は 第二次性徴期の頃からです。大体、小学生の高学年に達した頃からで、ホルモンの分泌に関係しています。

私も 自分のわきから今まで嗅いだことのないニオイに気がついた時が 小学校5年生ごろだったと記憶しています。その頃は なぜこんなニオイがするのだろう?と 思ってましたが、これが「わきが」と認識したのは 随分あとになってからでした。

また、わきがのニオイが強くなる時期が 女性では生理が始まって2~3年たった頃です。男性は思春期に入る頃ですね。

そして、高校生になった頃に わきがのニオイのもとであるアポクリン腺が大人のアポクリン腺に成長するのです。

わきがのニオイが発生し始める時期は その人の成長や ホルモンの分泌によって個人差があります。

 

ですので、生まれた時からわきが臭を発生するのではなく、成長とともに アポクリン腺が発達し、ホルモンの分泌に関係してわきが臭が発生するのです。ある日突然、わきがになった!っと、思う人が多いのはそういうことからでしょうね。

この日をさかいに 残念ながら、わきがに悩む日々が始まってしまいます。

 

わきがの原因は何?ワキガの人とわきがじゃない人の違いは?⇒生まれつき・遺伝

 

では、何故 わきがになるのでしょうか?

その原因はアポクリン腺です。

アポクリン腺は 脇の下、乳首、肛門、陰部、おへその中、耳の中に分布していて、アポクリン腺から出る汗の成分には 脂肪、タンパク質、鉄分、色素、尿素、アンモニア、蛍光物質が含まれており、粘り気があって乳白色です。

アポクリン腺から出た汗は 分泌された直後は無臭なんですが、時間が経ち 皮膚の表面に付いている雑菌や 皮脂などと混ざり合い腐敗して あの独特なわきが臭を発生します。

 

しかし、アポクリン腺は誰しも存在するのですが、わきがの人とわきがじゃない人の違いは何でしょうか?

それは、生まれた時からアポクリン腺の数が違うのです。

このアポクリン腺の数は遺伝によって決まっているのです。成長の段階で増えたり、減ったりすることもありません。

生まれつき、アポクリン腺が多い人と少ない人存在するのです。ですので、アポクリン腺の数が多い人は わきが臭を発生しやすいのですね。

 

においの強弱は アポクリン腺の数と大きさで違ってきます。

子供の頃は、まだ発達してなく小さいアポクリン腺ですが、身体の成長、ホルモンの分泌、また、肉食中心の食生活などにより 大きく成長します。

アポクリン腺が多ければ多いほど、また、大きければ大きいほど わきが臭も強くなります。

 

ワキガは親から受け継がれる優性遺伝

 

わきがは遺伝します。

正確に言えば、アポクリン腺の数を遺伝します。

両親とも わきがなら80%の確率、片方の親がわきがなら50%の確率で ワキガ体質を遺伝します。

 

ワキガ体質を遺伝しているかどうかは わきが臭を感じない子どもの頃でも耳垢の湿り具合をみれば判断できます。

耳垢が乾燥していればワキガ体質ではない可能性が高いですが、湿り気があり バター状で粘り気があるようなタイプは ワキガ体質の可能性が高いです。

両親ともにわきがじゃなくても、祖父母や両親の兄弟にわきがに人がいれば遺伝することもあります。

 

わきがは優性遺伝です。

人間は両親の染色体が合体して創りだされます。父親の染色体と母親の染色体の組み合わせですが、優性遺伝はその組み合わせの片方にわきがの遺伝子があれば遺伝することです。

逆に、劣性遺伝は両方ともにわきがの遺伝子じゃないと遺伝されないことです。

ですので、片方の親がわきがの遺伝子を持っていると、その子どももわきがの遺伝子を受け継いでいる確率が高いですね。

 

私の家族は 私がわきが、主人はわきがではありませんが、親戚にはワキガの人がいます。私達には 子どもが3人いますが、3人のうち1人がわきがです。

やはり、ワキガの子だけは 耳垢が湿っています。わきがではない2人の耳垢は乾燥しています。

子どもに遺伝している事実を知ると、親として責任を感じずにはいられません。

親ができるワキガ対策はやってあげたいなと思いますね。

 

ワキガに急になったら、エチケットを忘れずに!

 

わきが臭はある日突然に感じます。

生まれた時からワキガ体質で生まれていますが、思春期に入る頃にアポクリン腺が発達し、わきが臭が発生するようになります。

それは、人それぞれでわきが臭が発生する時期が違います。

しかし、最近は子供の成長も早いことや、食生活の乱れなどから低年齢化し、小学校の低学年からわきがに悩まされる子供も増えているようです。

 

わきがの原因であるアポクリン腺は 脇の下、乳首、陰部、耳の中など 身体の一部分だけに存在します。

アポクリン腺から分泌される汗が 皮脂や雑菌と繁殖しわきが臭を発生させます。

アポクリン腺が多くて大きい人ほど わきが臭が強い傾向にあります。

 

わきがは遺伝します。優性遺伝なので、高い確率で遺伝すると言ってもいいでしょう。

日本人は臭いにとても敏感です。それ故に、わきがの人はとても肩身の狭い生活を強いられてるようですね。

他国では その人の個性として、また 異性を引き寄せるフェロモンとして考えられていました。

日本人の中にも わきがを好む人も稀にいらっしゃるようですが、わきがが 一般的に受け入れられるのは 程遠いようですね。

しかし、周りの人を不快にさせないようなエチケットは忘れないようにしましょう。