高校生の頃、友人のわきがに悩まされました。本人は気付かないと言われていますが、あの激臭に気付かないことがあるのでしょうか。鼻に残る独特なわきがの匂いの体験です。

友人のわきがに気付いていましたが伝えられず

高校生の時期は、多感な時期です。オシャレや化粧など、自分の容姿にも気をつかい始めた頃出会ったある友人は、間違いなくわきがでした。それも、かなり強烈なわきがの匂いを発します。本人は気付いていたのかいないのか、今でも謎です。

クラスが同じになることはありませんでしたが、休み時間などはよく話をしていました。廊下で話していると、周りからの視線を感じます。理由は簡単でした。友人から発するわきがの匂いです。

わきがだと私自身も気付いていましたが、伝えて良いものか悩んでいました。言ってしまうと友人との関係が崩れてしまいそうで、また友人が傷つくのではないかと考えてしまいました。次第に周りの視線が増えていくのを感じ、人前で一緒にいることを避けるようになりました。避けている罪悪感はありましたが、伝えられない苦痛が上回ってしまいました。

友人ではなく私がわきがだと思われていた!

次第に話す機会も減り、些細なことで言い合いをしたのも重なって、友人関係はあっさり終わりましたが、その後は周りの反応がダイレクトに入ってくるようになりました。一番驚いたのは、私がわきがだと思われていたことです。本当にショックでした。

わきがは、イメージが先行してしまうようです。体型や雰囲気で誤解を招くことを知りました。その誤解を解けたことは良かったですが、あの時わきがのことを伝えられなかった事に、後悔しています。

社会に出てからは、もっと特徴を持った人がいました。わきがなんて、大したことありません。その人の特徴であり、良く言えばフェロモン、セクシーと捉えることもできます。

必要以上に香水やニオイのキツイ制汗剤を使用しない

ただ一つ、わきがの人に気をつけていただきたいことがあります。自分が気付いているならば、必要以上に香水や匂いのキツイ制汗剤を使用しないことです。匂いが重なって、さらに強烈な匂いを発します。そして、わきがの匂いが強調されてしまいます。

もし、周りの人に香水や制汗剤でわきがを薄めようとしている人がいた時は、わきがを指摘するのではなく、香水や制汗剤を指摘することをオススメします。本人を傷付けず、わきがの匂いを和らげることができます。

また、直接的ではなく、間接的に匂いを指摘する言動をとるべきです。これは、わきがに悩んでいる方にも使っていただける、匂いを増やさない行動です。わきがの匂いを消そうと匂いを重ねることだけは止めましょう。わきがを個性と捉え、魅力だと言われる世の中になることを望みます。