冬場はあまり汗をかかないから大丈夫だと思ってはいけません。暖房が効いた車内や電車の中、または友人や知人宅など、厚着のせいで少し動くと汗をかいてしまう秋冬こそニオイ対策が大切です。
冬はアウターをはじめブーツやタイツ、ニット帽など秋冬のファッションは蒸れやすく、ニオイもこもりがちなものばかりです。それに、頻繁に洗うことが出来ないものばかりなのに、上着を脱ぐこともできず汗がジワジワ…そんな経験があるはずです。
実は、秋冬の汗は夏よりも臭うことを知っているでしょうか?特にワキガの悩みを抱えている方は、冬だからこその対策を強化しなければなりません。
秋冬の汗が夏よりも臭う3つの理由
● 汗線の機能が弱まっている
● 暖房や厚着でニオイが強まる
● 冬服が匂いを吸収する
冬は頻繁に汗をかかないために、老廃物の濃度が高まったドロドロ状態にあります。そのため、アポクリン汗腺から分泌される汗(ワキガの原因)が濃縮されることになります。
また、雑菌にとっては濃縮された汗に含まれる栄養豊富なエサが、さらに彼らを繁殖しやすい状況を作っているのです。その結果、冬のワキガ臭は、より強いニオイへと悪化してしまいます。
そして、寒暖差が激しく体温調節が難しい季節となる冬は、暖房や厚着もあって活性酸素が増えてニオイも強まる傾向にあります。また、冬は衣服を重ね着するため、通気性が損なわれ、雑菌が服の内側にこもりがちとなってしまいます。
繊維の奥の奥にまで入り込んで染みついたニオイは、洗濯頻度が下がるアウターなどによって体臭をより増幅する結果になってしまいます。
アウターを脱ぐタイミングによっては、悪化した強烈なワキガ臭によって周囲の人に迷惑をかけたり、肩身の狭い思いをすることにもなりかねません。
冬だからこそのワキガ対策3つ
● アウターとインナーに差をつける
● 適度な運動で汗腺機能を高める
● しっかりとデオドラントを使用する
冬は外気温こそ低いものの屋内であれば、ほとんどの場所で暖房が効いていることでしょう。そこで、アウターをダウンコートなどの思いっきり暖かいモノを選び、インバーはアウターを脱いだら肌寒いくらいの薄手のセーターとシャツの組み合わせなどはいかがでしょう。
屋外では暖かく、屋内では汗ばむことがないような、温度調節しやすいコーディネートがオススメです。また、インナーも「吸水性」があって、吸った汗を放出してくれる「速乾性」のあるインナーが良いでしょう。
次に、冬でも適度に汗をかいて汗腺機能を高めるような、軽い運動を行なってみるのもオススメです。冬であっても適度に汗をかく習慣をつけることは、ニオイがキツくなる冬にこそ効果的なニオイ対策となります。
そして、汗をかき難い冬だからとデオドラントを塗らないのも良くありません。冬は少ない汗でもニオイがこもりやすく、ニオイもキツくなることから、しっかりとデオドラントを使用するようにしましょう。
冬場のデオドラントは夏のそれとは違い、洗濯回数が減る衣類への汗・菌の染み付きを抑えてくれるだけではなく、デオドラントの美容成分の働きで徐々に肌質も整い、頻繁に汗をかかない冬だからこそ美脇効果もアップするでしょう。
まとめ:ニオイがキツくなる冬こそ対策を
● 冬の汗はニオやすい
● 暖房や厚着が原因でニオイがこもりやすい
冬場は通常の体質の方であっても、体臭は強くなる傾向があります。なので、ワキガ体質の人はさらにニオイが強くなる季節でもあるのです。また、重ね着や頻繁に洗えない冬のファッションは、体臭が染みつきやすい環境となる特徴もあります。
とは言っても、冬だからこその対策を行うことで、周囲を不快にさせることなく、また肩身の狭い思いをすることもないのではと思います。